アカウミガメの花子はカメ木と言われる流木に乗って休んでいました。
カメ木は漁師の人達から、この流木を持っていると魚がいっぱいとれると言われて大事にされています。
花子は自分が何才か分かりません。100年も生きたように思っていました。他の仲間達はもういません。みんな死んでしまったのでしょうか…。
花子の甲らにはカメフジツボがいっぱいあり、海藻もはえていました。また、エボシガイや甲らのへこんだところには、貝もいました。花子は一人ぼっちでしたが、まわりにはきれいな小さな魚がいっぱい泳いでいました。
花子は寂しくありません。
その1