2019年、屋久島うみがめ館は、真のウミガメ保護の視点から活動継続を決めました。
2019年のウミガメ観察会は終了いたしました。
たくさんの方にご参加いただきまして、ありがとうございました。
本年度は、親ウミガメのシーズンと子ガメのシーズンにわけ、屋久島うみがめ館主催(以下、当館)の観察会をご案内いたします。
5月1日から7月31日まで親ウミガメのシーズン
8月1日から8月31日まで子ガメのシーズン
毎年、永田浜(いなか浜・前浜・四ツ瀬浜)には、たくさんの親ウミガメが卵を産みにやってきます。
屋久島での産卵は4月末から7月末まで続き、同じウミガメが1シーズンに数回産卵します。
しかし、環境悪化により産卵できずに海へ帰ってしまう親ウミガメが増えています。
8月は子ガメが海へ帰る季節です。子ガメたちは卵からふ化するまで45~75日かかります。さらに、ふ化して地表に脱出するまで7~10日かかります。
子ガメたちには、ふ化して海へ帰るまでに多くの困難があります。人が砂浜にある巣穴やウミガメを探し回ることで巣穴が踏みつぶされ、携帯や車のライトの光で海の方向を見失って…など悲しい出来事が起こっているのが現状です。
親ウミガメが安心して産卵できるよう、あたたかく静かに見守って下さい。
子ガメが無事に海に帰れるよう、むやみに探し回らないでください。
うみがめ館でレクチャーを受けていただくと、ウミガメの生態についてよく理解することができます。 ウミガメの生態を理解して見学すると、ウミガメに対する意識が大きく変わります。ぜひご検討をお願いいたします。 かさねてウミガメへのご理解とご協力をお願いいたします。
当館では、夜間開館中に啓発活動の一環として、来館者にレクチャーを行います。
親ウミガメが安心して産卵できるように皆さまのご理解とご協力の上、静かに見守れるように関わりたいと思います。
浜の状況(人工的な光・人の気配など)によっては、親ウミガメが上陸しない日もあります。必ず浜へご案内できるとは限りません。詳しくは、「ウミガメについて」をご参照ください。
なお電話でのお問い合わせは、13時から7月までの閉館時間までにお問い合わせください。 当日決行の有無については、悪天候も含め当日16時に判断いたします。予約された方につきましては、事前に確認のお電話をいただくようお願いいたします。
来館者へのレクチャー
親ウミガメ
当館では、夜間開館中に啓発活動の一環として、来館者にレクチャーを行います。保護した子ガメがいた場合、来館者を浜へご案内し、浜レクチャー及び子ガメが海に帰る様子をご覧いただけます。
なお、子ガメが海に帰る様子をご覧になれるかどうかは、悪天候も含め当日16時に判断いたします。また、当日保護された子ガメがいた場合のみに限ります。必ず浜へご案内できるとは限りません。詳しくは当館HP左の「ウミガメについて」をご参照ください。 電話でのお問い合わせは、13時から8月の閉館時間までにお問い合わせください。
保護した子ガメを海へ帰す様子
うみがめ館玄関からの館内の様子
うみがめ館内で飼育している子ガメ(8月~10月)